不思議なことに抱っこ中に座ると怒り立つと機嫌が良くなる、
と乳児を育てているお母様や子守を頼まれたお祖母様からよく耳にする言葉です。
これは体に重力の変化が起こることで、様々な部位の筋肉が伸ばされ、
ゴルジ腱器官に微小な電流が発生し、その電気信号を脊髄が受け取ることで、
乳児は「体の感覚」を学習しているからで、能動的に十分動けない分、
保護者にその刺激を要求することが本能に刻み込まれているからです。
もう一つには筋肉が一定以上動かないと筋肉の石灰化が起こり得るからです。
最近の子は体硬いですね。これ全てこの時期に問題は起こっています。
この子は抱っこで座っていても怒らない、などと喜んではいけません。
重大な発達障害がある可能性が大です。
そんな子は本人が望まなくて揺らしてあげる必要がありますし、
抱っこのときだけでは足りないので、
機械的に「揺れる」ベビーベッドで常に動かしてあげる必要があるくらいです。
そこまでは、と思われるなら半球型のバランスボールを椅子にしておけば
立っているのと同じ位揺れてくれますのでむずがることは無くなります。
それでも成長してくると要求レベルが高くなりますので、
結局は立たなくてはならなくなりますが。