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2019-12-23

腹斜筋は脇腹の筋肉で、
皆様御存知の「腹直筋」よりも
更に表面にありますので、
この筋肉が固くなっていると
その奥は動きが全て制限されますので、
腰痛やギックリ腰、ウエストの形など
「全て」コイツのせいです。

昨今、みぞおちの両脇が出っ張っている
漏斗胸と呼ばれる症状が在るのですが、
その極軽度なものは非常に多くなっています。

漏斗胸

その原因は遺伝的な要素もありますが、
成長過程で目立ち始めることが多いことから、
私見ではありますが、外腹斜筋が固いことで、
発症していると考えています。

腹斜筋

特に青い矢印の向きの外腹斜筋が固くなれば
後傾姿勢にすることで筋肉を伸ばそうとします。
後傾姿勢がイメージできない方には
「小便小僧のような姿勢」とお考えください。

小便小僧

漏斗胸の写真は呼吸器科のサイトからお借りしており、
肺活量の減少を生みますので、
本来よりも排気量の小さなエンジンを
載せた車のように元気がなくなります。

また、肋骨と骨盤の間には本来、
ご本人の指が四本入るようになっています。

腸ー肋間

胴体が短くて良いのでは?
とお考えかも知れませんが、
若い頃のWサイズが54cmだったご婦人が
外腹斜筋の固化に伴い肋骨が骨盤内まで入り込み、
体脂肪率は高くないのにWサイズは82cm。

女性の皆さんそれで納得できますか?

腰痛・肩こりは言うに及ばず、
美のスタートも外腹斜筋なのです。

posted by 若佐 政儀 | 2019/12/23 - 17:01 |
2019-12-19

朝となく夜となく歩いていらっしゃる方が増えました。

血液循環で心臓が占める割合は21〜22%で、
残りは静脈を体中の筋肉が動くことで、
逆流防止弁が一定方向に堰き止めることで循環しています。

逆流防止弁

つまり78〜79%は全身の骨格筋が静脈の血液を送っている、と言うことです。

脚を動かす筋肉は全身の70%ですから、
約0.8×0.7=0.56ですから、55%の血液は
心臓が送っています。

これが「脚は第二の心臓」と言われる所以です。

これから気温は下がり続ける中、
出かけるのは億劫になるでしょうし、
なかなか習慣付けるのも大変です。
そんな中一つ朗報があります。

自転車のペダルを電動で動かしてくれる
家庭用の機具があります。
通販で安ければ1万円程度でしょうか。

この上に足を置いてスイッチを入れれば、
勝手に脚を動かしてくれますので、
筋力増強にはなりませんが、
脚の筋肉は必ず「伸張反射」で動きますので
血行は促進してくれます。

本を読みながらでも、TVを観ながらでも構いません。
必ず血液の流れは向上します。
また、習慣的に血管を広げれば
毛細血管が閉じないので、
将来的な静脈瘤の予防にもなります。

使い潰してしまうようならもう少し高級な物にしてください。

ウォーキングは面倒だが将来の禍根は嫌だと言う方はお試しください。

posted by 若佐 政儀 | 2019/12/19 - 13:41 |
2019-12-17

地元交通インフラ大手の別事業会社研修にて講師を務めてまいりました。

今年から始まった新規事業において収益性拡大のために
新サービスの構築とスタッフ研修が主な仕事です。

皆さん熱心なのでサービス開始には十分間に合うとは思いますが、
詰め込み過ぎも宜しくないので自発性に期待している所です。

主な内容は今の日本人全般の状態を三世代に分け、
昭和を前中後に分けて説明しました。

戦前戦中世代を第一世代
戦後の団塊の世代から昭和50年代の団塊Jr世代を第二世代
それ以降の核家族の進んだ団塊孫世代以降を第三世代

第一世代は工業化の進んでいない社会での身体の負担が大きくも、
子供の頃からの筋肉の固化が殆ど無く、核家族化が進んでいないので、
子育ての知恵も継承され、母胎の異常も少なく、
また出産に耐えられなかった産褥死も多く、
子育てに適さない母胎と出生外傷に耐えられない新生児は亡くなっていたので、
不健康な子供は自然に間引かれていた、とも考えられます。

第二世代は戦後の食糧不足や戦後復興、高度成長期による急激な核家族化。
GHQによる地域コミュニティの破壊、文化住宅と言う狭小な住宅で起こる、
生活の知恵の途絶などが影響し、乳幼児とのコミュニケーション不良から
「抱き癖を着けるな」と言う将来の健康に対するへの呪詛も流行り、
第二世代も前半と後半で青少年の体力もかなり落ちています。

そして第二世代に育てられた子供達から本格的な体力の後退が起こり、
動かない体の子供が量産され始めました。

スタッフさんは第二世代後半から第三世代。
まずは自身の体を治して頂くところから
スタートしなくてはなりません。

posted by 若佐 政儀 | 2019/12/17 - 13:04 |
2019-12-15

人身傷害の保険は通常半年間支給され、
それ以降は後遺障害扱いで保障されます。
2年経過すると障害認定とされるのが一般的。

さて、保険会社は医学情報には然程詳しくは無く、
支給打ち切りの根拠を探している「前提」でお読みください。
仲介した代理店は契約者の利益の為に戦ってくれる人が大半、
と信じてこの稿を書きます。

骨折や断裂していて起こる痛みは
「異型愁訴」で「表層痛(急性痛)」。
伝達神経はAδ繊維。

形状の変化の無い症状だけある痛みは
「非異型愁訴」で「深部痛(慢性痛)」。
伝達はC繊維。

病院は表層痛の専門機関であり、
深部痛は専門外、とお考えください。
因みに2007年の厚労省調査でも、
「治癒した例は確認できていない」
とあります。

病院の診断を根拠に保険支給を打ち切ろうとする保険会社には
上記の情報に併せて以下の検査結果を出してください。

痛い部位の異側に対して筋硬度計を使って差異を確認し、
更にサーモグラフィーで血行不足を体温差で確認すれば
画像と数値化したエビデンスが取れます。

この検査方法は既に「緩消法」の登録情報として
国立情報センターに「定説」として登録済み。

問題なのは医者が最新情報にアクセスしてない場合。
保険会社は支払いに繋がる情報は敢えて無視することは否めない。
と言っても公表から8年経過しているから知らないならただの勉強不足。

保険契約者として損害保険会社に確認するのも面白いかも知れませんね。

posted by 若佐 政儀 | 2019/12/15 - 12:01 |
2019-12-13

ユダヤ人の収容所が悲惨な環境であったことは、実態以上に描かれていることは想像に難く無く、一次世界大戦中、ドイツ人を収容した日本の俘虜収容所と比較すれば雲泥の差があることは明白です。

そんな劣悪な環境の中、医療の提供もなく集められたユダヤ人に病人が出ることは必定。多神教による多様性により発展したローマ帝国にとって独善的ユダヤ教の危険性を危惧したローマ皇帝ハドリアヌスによりディアスポラ(この場合強制移民)で各地に離散したユダヤ人は要人に接する機会の多い、同時賤業とされていた金融や医療に就くことを民族として推奨している関係上医師は多い。

一人のユダヤ人医師が提供される薬もない中で「水療法」を提案します。端的に過ぎますが病の殆どは「酸化」と「酸欠」による代償動作で起こります。

酸化はアルカリ性食品で中和できますがそれも提供されない。新鮮な野菜や果物など望むべくも無い。ならば洗い流せば良い、と水の多飲を進めます。酸欠は肺呼吸によって摂取した酸素を血液によって必要な所へ送るもの。水の多飲によって拡げた血管は赤血球が通り易くなり酸欠が改善する。

この治療法によって実に76%もの病に改善が見られたそうです。

勿論、この様な劣悪な環境下によるデータですので我々がこの結果を享受することはありませんし、多飲による浸透圧低下で水中毒の危険もあります。須く「過ぎたるは及ばざるが如し」に帰結するものの、節分の間で肥大傾向にあり、更に乾燥する今の季節は水分を体が求めています。頻繁な尿意が邪魔にならないなら小まめに補水することをお勧めします。

posted by 若佐 政儀 | 2019/12/13 - 11:29 |
2019-12-10

鍼は経絡を刺激して筋肉の強化と弱化によってバランスを整えている、
との説を聞いたことがあります。
ただ、厚労省の調査によれば「治癒した例は確認できなかった」とあります。

実際の鍼は縮んだままになっている部分の筋肉を切断して、
可動域を増やすことを「強化」しています。
筋肉は「縮む⇔伸ばされる」しかやらないので「弱化」論理的に不可能。
もしも本当に弱化してるなら壊しているだけです。

基本鍼は筋原線維の切断による「機能回復」であって「治癒」ではありません。
組織が挫滅する擦り傷と違って切り傷は
よほど大きくなければ大抵跡形もなく回復するように元に戻ります。

鍼治療はやり過ぎれば筋原線維の回復のために分泌される
カルシュウムによって筋繊維内の「間質」を粘液状の石灰化にします。

そこを理解して利用されることをお勧めします

posted by 若佐 政儀 | 2019/12/10 - 17:02 |
2019-12-03

仙腸関節は脚からのショックを受け止めるための分厚い軟骨がありますが、
骨盤には仙腸関節や恥骨結合を直接動かす筋肉がありません。
あったら片脚で踏み切ったり着地したりしたら筋肉を傷めてしまいます。

大抵の人は左の骨盤が後ろに傾いています。
大腸の下行結腸やS状結腸の中の便の方が密度が高いからです。

大腸の区分

歪みが直っても少し動けば元に戻ります。
骨盤整体に意味はあるのでしょうか?

posted by 若佐 政儀 | 2019/12/03 - 15:08 |