その昔、虫歯は必ず起こるもので、
歯槽膿漏も「加齢臭」とか言って
年齢とともに発生するものとされていたが、
どちらも対策は完璧に近いほど
出来るようになっている。
虫歯は感染症であり、
虫歯菌を口腔内に飼っている人が
齧ったものを8歳以下の子供に
与えなければ虫歯は起こらない。
また、歯石除去をサボったり、
喫煙によるタール除去を
そのままにしたりしなければ、
歯の寿命は格段に長くなった。
また、歯列矯正によって歯間の隙間を減らし、
食べかすを残さず、歯石化する確率を減らせば、
メンテナンスもかなり楽になる。
歯石や食べかすを残すことで起こる歯茎の炎症が発生しなかったら、
歯茎の減衰(歯茎が下がる)で歯根がグラつく確率も減る。
正しい知識の実行が歯を守り、
人生百年時代のこの日本の医療費の削減にも繋がる。
「山田宏議員 決算委員会での質問」
【概要】高校以降殆ど実施されない
歯科検診を実施している企業は
2万人の母集団の中で一人辺りの
年間医療費が10万円少ない。
理由は口腔内は雑菌だらけであり、
歯周病があれば血液に乗って
体中に行き渡ってしまう。
歯周病は歯の問題だけでは無いので
政府として企業や自治体に歯科健診実施を
勧めるべきである。
【政府答弁】既に口腔衛生と病気の因果関係については把握しており、
翌年より簡易ではあるが歯科に置いて血圧測定を実施し、
口腔衛生との因果関係調査が決定している。
衛生面は政府は把握しているようなので、
後は国民の側が実施するだけだろう。
さて、機能面はどうだろう。
歯の発生と噛み合わせは乳幼児の育成に密接な繋がりがある。
【乳歯の生える順番】
6カ月ごろ 下の前歯(乳中切歯)が2本生えてくる
10カ月ごろ 上の前歯(乳中切歯)が2本生えてくる
人の体を右横から見ると、体幹を支える起立筋や腹筋が
縦長のCの字の様に繋がっているのが口の所で切れており、
前歯が合わさることで切れ目が繋がり、前後の不安定さが
減少することで「たっち」が可能になります。
また、前歯が一定のテンションで噛み合うことで、
上顎を押し上げ、上顎蝶形縫合を動かして、
蝶形骨のトルコ鞍に入っている脳下垂体を物理的に刺激し、
脳下垂体前葉から成長ホルモンの分泌を促します。
この極端な例が「巨人症」であり、
大抵の場合、下顎が受口で
前歯が先端で噛み合っています。
勿論それだけではありませんが、
巨人症の方の下顎はほぼ例外なく受口です。
古い所でジャイアント馬場選手。
バスケの岡山選手
ちょっと前のチェ・ホンマン選手
想像ですが本来の顔立ちでは無いでしょうが、
この下顎が成長ホルモンの過剰分泌を促したでしょう。
つまり前歯をしっかり使うことで成長ホルモンの分泌を
促すことも可能と思われます。
1歳ごろ さらに上下2本ずつ生えて(乳側切歯)、
上下で計8本になる
上下8本の前歯が噛み合うことで
更に蝶形骨の刺激が強くなり、
また、上顎骨は前頭骨にも縫合があり、
上顎に一定のテンションが掛かることで、
前頭前野の血行も促進されます。
1歳半ごろ 最初の奥歯(第1乳臼歯)が4本生えてくる
上下の奥歯が噛み合うことで筋肉の交感神経が刺激され
筋力が上がり、ヨチヨチ歩きがしっかりとして来ます。
2歳ごろ 前歯と奥歯の間の歯(乳犬歯)が生えてくる
犬歯の上下が接触することで犬歯誘導が起こり、
臼歯の噛み潰す動きがスムーズになり、
より難消化性の物に適合できます。
2歳半ごろ 奥歯(第2乳臼歯)が生えて、20本の乳歯が揃う
強く噛むための咀嚼筋が発達し、
側頭部まで伸びた筋膜が強く引っ張られ、
頭の重みを受け止める後頭前頭筋も
頭蓋骨を強く刺激し骨の成長が促され、
三歳頃までに頭蓋の縫合線が完全に繋がります。
この頃から隙間の無くなった脳は隙間がある頃よりも
血流が制限されるのか「三つ子の魂百まで」と称されるように
大きく人格が変わることが無くなります。
縫合の完成が一つの成長限界を作ると考えられていた
ある地域の特定時代には「トレパネーション」と呼ばれる
頭蓋骨に穴を空けることで脳容器に余裕を持たせ、
神託を受けたり、成長限界を突破できる、
と考えられていた様です。
5〜6歳から生え変わりが始まり、
12歳までに完了するのが一般的ですが、
稀に永久歯が不在で乳歯が
そのまま残ることがあります。
特に問題は無いものの、
乳歯は永久歯に比べ脆いので、
よりケアには注意が必要です。
1.「血液サラサラ サラダ油」
確かに語感からはそうなのか?と感じます。
2.「動物性油脂よりも植物性油脂の方が体に良い」
なんとなくそんな気がします。
本当にそうでしょうか?
1.例外もありますが、穀物は捕食動物に食べられて移動し、
未消化のタネを大便と言う窒素肥料に包まれて落とされ、
同族とは異なる場所で繁殖することで子孫繁栄を得ることが、
偶然ではありますが目的化されています。
そんな種が簡単に消化吸収されては
子孫を得ることが出来ませんので、
毒性を持たせています。
端的な例がリンゴです。
私も大好きですが、その中心にあるタネは
青酸毒を少量含んでいます。
また、柿もそのタネは固く、
切断面の味は渋いです。
なので、動物もタネまで
齧って味わうことはしませんから、
無事当初の目的を達成します。
【脱線】これにもっとも成功したのが小麦。
日本はそうでもないですが、
氷河に表土を削られたヨーロッパでは
人類は小麦に支配されて繁栄の「下僕」となりました。
今ある小麦の殆どは満州に植えるために改良された
日本製の「農林10号」の子孫です。【終了】
穀物には炎症を促進するω6が含まれ、
草には消炎反応のあるω3が含まれます。
その昔湿布薬の代わりに馬肉が使われたのは、
身体感覚の鋭い昔の人達が、
草を食べて育つ馬のω3がわずかに浸透していたのでしょう。
実際、馬の脂で作った「馬油(まーゆ)」と言う塗り薬がありました。
確か水素吸着合金の研究をされている、
ブリスベン大学の野北先生に貰った記憶があります。
同じタネではあっても、タネを小さくすることで
噛み砕かれないで腸内に入ることを選んだのがゴマ。
毎日歯磨きをしていても3日程度は平気で歯間に残ります。
実際、渋谷の歯科医院の中で仕事をしている頃、
歯間磨きの重要性を教えるために、
「このゴマ口の中で見付けたけど食べたのいつ?」
と訊ねていました。
ゴマは小さいので食べられるためには美味しい必要があります。
なのでごま油は有用。他にシソ油、亜麻仁油などがあります。
オリーブオイルは「エクストラバージンオイルなら云々」がありますが、
「動物性油脂を一定以上摂取していれば」の前提があります。
果実なのでタネを除けばそれほど危険性が無いだけではあります。
2.植物性油脂の方が体に良い?
消化器官の中にある植物性脂を除いて、
あなたの体にある脂肪は100%「動物性脂」です。
体に悪いんですかね?
【結論】
サラダ油は分解したときに
ある油脂がヘドロキシロデナールが生成され
これは長鎖の脂肪アルデヒドです。
その真ん中辺りにアルコール基があり、
これが特定の神経毒になることが明らかになっています。
詳しくは日本栄養油脂学会などでご確認ください。
加工食品も廉価な植物性油脂を使っています。
植物性油を使っているものはなるべく避けて、
機能性油脂を使用した物を買い、
自宅ではゴマや亜麻の油、
バターやラードを使いましょう。
スケーターさんの車酔いについて書いたこと。
原因は目が意図しないで左右に振れる眼振を
起こしてしまうことが原因ですが要因は二つ。
三半規管が過敏になって起こるのがメニエール氏病。
原因はリンパ液が溜まり過ぎることで
中にある「毛の起毛筋」が簡単反応して、
立て続けに反応することで「眼振」が起こる。
いわゆる「目が回る」と言うやつ。
メニエール症候群の対症療法は
三半規管内のリンパ液排出する薬。
根治は顎関節の翼突筋の緊張を取ること。
もう一つの原因は頸部の筋肉の内、
左右に首を振った際、
頭最長筋が収縮するとトリガーになって
眼筋の左右に動かす筋肉が先行させて
眼球を追わせることにある。
車で頭部が揺れると勝手に目が左右に動いてしまうので、
結果スピンを左右回転したのと同じ結果になる。
スケーターは逆回転では目が回るそうなので、
揺れが逆回転と同じ結果を生む。
多分右への揺れに弱いと思うので
右に行き難い様に防御すれば
短時間なら車酔いは防ぐことが出来る。
これはテニスで顕著なのだが、
下顎を先行させると回転が速くなるので、
左にズラして噛んで置くとフォアは回転が速い。
逆に右にズラすとフォローが小さくなる。
右にズラして噛んでいると良い難いことになりますが、
その様な方は顎も動き難いのが実態。
スケーターの中で伝承されているのは
布団の上ででんぐり返しを毎日10回程度
やると酔いにくくなるとか。
三半規管に普段無い刺激を与えて
特定方向への感受性を鈍感にする措置。
仰向けで起き上がるときに主に頭を支えるのは胸鎖乳突筋。
これは左右に顔を振るときにも使われる。
車に乗れば前後左右に振られるので
癖のある方に伸張反射で頭が振られるのはむしろ当然。
試しに動画を撮りながら背中を打ち付けたら
顔もしくは視線が少し左に揺れるかも知れません。
三半規管を少し鈍感にさせ、スケートに置けるバランス力も鍛えることを
もしも一瞬で終わらせたいのであれば今はもう無くなった訓練機の
多軸ジンバルが良いとは思います。
縦横捻りの三軸にクルクル回って
引力しか経験していない三半規管は盛大に混乱します。
ヒューストンにあるのは知ってますが、
日本にも何処かに有るのでは無いでしょうかね。
ただし盛大に吐くと思いますので胃袋はカラにしておく必要はあります。