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2018-12-18

脂肪分の殆どは中性脂肪です。
ですが食べ過ぎは誘引であって原因ではありません。

原因はもっと別の所にあります。

必要以上に吸収し余った糖質は飢饉のときの
保存エネルギーとして溜め込んでいます。
何故満腹中枢が有るにも関わらず、
余るほど糖質を摂ってしまうのか?

結論を先に書くと筋肉内の粘液が
筋肉中にグリコーゲンを収めることを邪魔するので、
無限ループで中性脂肪を作り続けるために起こります。
それが無ければそもそも不必要な食欲も起こらず、
更に言えば何を食べても不要な栄養分は便になるだけで
吸収されずに終わるので、遺伝形質以上の肥満は起こりません。

以下詳細

それは糖質(血中グルコース)が
収まるべき所である肝臓と筋肉に
グリコーゲンとして収まらないからです。
肝臓は常に血液を通していますから、
脂肪肝でもない限り収まってしまいます。

そうなると問題は体の半分を占める筋肉にある、となります。

血液中の糖質はグリコーゲンを消費して足りない所に
収めるべくインスリンを膵臓から分泌します。
これで全て収まればインスリンを分泌することはありません。

ところが筋肉の中が粘液化して動きが鈍くなると、
収まるどころか血管内が渋滞していて、
赤血球が通ることも出来にくくなります。
これが腰痛や肩こりの原因になります。

その様な場所があるといつまで経ってもグリコーゲンが収まらず、
中性脂肪化されるので低血糖となり、
腸内にある糖質を血管内に呼び込みます。

それでも足らないのであれば、
食欲中枢を刺激して「飯を食え」と命令して来ます。

それでも結局、固くなった筋肉には収まらないので、
中性脂肪を作ることになります。

そして一定レベル血中脂肪が溜まって来ると
血管内が渋滞しますので、
脂肪細胞の中に押し込まれることになります。

男性ならば内臓脂肪、
女性ならば皮下脂肪を優先します。

運動しなくても
好きなものをどれだけ食べても
太らない人はいます。
膵臓の病気でインスリンが
出難くなってしまえばそもそも中性脂肪が作れません。
これを糖尿病と言いますが、
誰も病気になどなりたくありません。

普通に食事をして、
当たり前に生活していれば、
当たり前の体系になるためには
全身の筋肉の血管を塞ぐものを除去すれば良いのです。

一歩目の方法は自分で出来ます。
これは腰痛の方に向けて書かれた本ですが、
腰痛の原因である、腰の筋肉を柔らかくすると、
ウエストや下半身に付いた脂肪も血管に流れてしまうので、
お勧めします。

あと、痩せたい部分の皮下脂肪の下にある筋肉の粘液を取り除いて
標的筋を柔らかくすることで部分痩せも可能です。

正確にやらないと効果は出ませんが、
完全に正しくなくてもある程度は効果は出ます。
お急ぎの方は動画サイトで「緩消法」を検索してください。
院内であれば私の所でお伝えすることも可能です。

posted by 若佐 政儀 | 2018/12/18 - 13:34 |