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2011-06-13

適正体重は日本に置いて重要なテーマとなっており、女性誌のテーマでは年間トップを常に独走していると思われる。

私自身、スポーツの現役から降りてから、旺盛な食欲が災いし、身長173cmで89kg、体脂肪率を家庭用の計測ながら32%を記録し、他所様の家の脱衣所で「嘘だ~ァ!」と吠えたのは、前腕粉砕骨折から一年程経過した頃だったろうか。

以来、様々な減量法を最小限の努力でやってみて、来院者に奨められる方法論を確立しようとして来た。私は非常にストイックな人間と勘違いされている向きもあるので、私が出来たとしても「自分には無理」と半ば勘違いの諦めをされる方もいるので、体重が何故変遷するのか?を解り易く書き記して行きたいと思う。

卑近な例で申し訳ないが、私の両親の姿勢の特徴は、父は「蝶形後頭縫合屈曲型」、母は「伸展型」である。

縫合(関節)の場所が分からないと思うので説明すると、頭蓋骨の底にあって、後頭骨は後ろ頭の殆どの部分と脊髄が脳から出ている部分(大孔)を含み、後頭蝶形縫合はその前にある。

この縫合関節部分が頭上に向かって持ち上がることを「屈曲」といい、「下がる」ことを進展という。これは常に動いている関節であるが、直接動かす筋肉はなく、主に、顎関節(噛み合わせ)と首の筋肉のバランスに由来する。ここを基礎として姿勢をコントロールする脊椎の筋肉は発達する。縫合位の基礎は遺伝だが、出生外傷や栄養状態、歯の伸び方などの由来して後天的にも変化する。

私自身は、父似の屈曲型で、おそらく小学校三年生以前にピロリ菌を拾ってしまい、強度の貧血があり、鎖骨の成長が余分に制限されていた。

余談だが小学校時代はそれが原因と思われる問題行動もあり、五年生の時には「この子は白昼夢を見ているのではないか?」と脳波を計りに行かされ、児童相談所の相談員によって、校長室内で知能検査も実施された。貧血は神経伝達物質の不足で反応が過敏になり、扁桃核が鉄不足になると生存本能が暴走しやすい。因みに米国の少年院で実施された血液検査によると94%が貧血だったそうだ。

さて、母似の上下姉弟は進展型を基礎としており、少々前後の「二次成長期」を加減を繰り返しながら続けているいるように思われる。体力が衰えた時点でどうなっているのかは神のみぞ知ることか?しかし、
それでは情報を持った人間としては無責任かも知れないのでその責任を果たすのが本稿の目的でもある。

『土を喰らう』とは?に続く

posted by わかさブログ管理者 | 2011/06/13 - 12:34 |