「肋骨下制筋」をあまりご存知の方は少ないと思いますが、
深呼吸で大きく息を吐くときにはこの筋肉を使います。
立っているときに少しお腹を突き出している様な姿勢の方は
大抵この筋肉が固くなっており、
体重移動でこの筋肉を庇い呼吸を助けています。
筋肉が少しくらい痛くても呼吸を体が優先するので、
代償動作としては致し方ないこと。
自分で自覚することは難しいのですが、
女性であればハイヒールを履いているときに、
膝が伸び切らない人はその可能性が十分にあります。
姿勢が悪いだけでなく、スタイルを女性にとっては、
肋軟骨を前に押し出してしまい、アンダーバストや
ウエストサイズが広がってしまう結果に繋がります。
半透明な部分が肋軟骨です。これが少し前に出てしまうと、
腹直筋のテンションが上がるので、上体を後傾してバランスを取ります。
結果として
・姿勢が悪い
・呼吸が浅い
・ウエストが骨から広がる
・腰椎5番が前方に押し出され腰痛の原因になる
ご自身で柔らかくする方法としては、
爪を軽く当てて大きく息を吐くことを繰り返すと
収縮の過程で固化物質が排出されます。
筋肉が緩むと上記の4点が解消され、
時間とともに体の形が変わって行きます。