Weblog

2019-01-21

肋骨下制筋

「肋骨下制筋」をあまりご存知の方は少ないと思いますが、
深呼吸で大きく息を吐くときにはこの筋肉を使います。
立っているときに少しお腹を突き出している様な姿勢の方は
大抵この筋肉が固くなっており、
体重移動でこの筋肉を庇い呼吸を助けています。

筋肉が少しくらい痛くても呼吸を体が優先するので、
代償動作としては致し方ないこと。

自分で自覚することは難しいのですが、
女性であればハイヒールを履いているときに、
膝が伸び切らない人はその可能性が十分にあります。

姿勢が悪いだけでなく、スタイルを女性にとっては、
肋軟骨を前に押し出してしまい、アンダーバストや
ウエストサイズが広がってしまう結果に繋がります。

肋骨

半透明な部分が肋軟骨です。これが少し前に出てしまうと、
腹直筋のテンションが上がるので、上体を後傾してバランスを取ります。

結果として
・姿勢が悪い
・呼吸が浅い
・ウエストが骨から広がる
・腰椎5番が前方に押し出され腰痛の原因になる

ご自身で柔らかくする方法としては、
爪を軽く当てて大きく息を吐くことを繰り返すと
収縮の過程で固化物質が排出されます。

筋肉が緩むと上記の4点が解消され、
時間とともに体の形が変わって行きます。

posted by 若佐 政儀 | 2019/01/21 - 14:21 |