トップページ » 院長ブログ > 未分類 > 治らない・治せない「不定愁訴」の何故?

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2019-01-30

私は科学的医療を否定していません。
現在の医療は9割の病気を
「治し生き長らえさせる」ことに
成功しています。

今この場においても進歩し続け、
私が知らないだけで95%に
至っているのかも知れません。

そこまで進んだ医療ですが、
日本は症状名を付けて
それに向かって治療をすることを
要求する国民皆保険が基礎にあることで、
科学的医療ではなくなってしまっているのが
不定愁訴が治らない原因です。

不定愁訴は「非特異的愁訴」の俗称で、
病変が確認で出来ない愁訴(辛い症状)を言います。

腰痛や肩こりなどの慢性的に続く痛みは
筋肉が固くなることにより、
血行不良が痛みを作り、
体温が下がり必要なだけ細胞を
作ることが出来ません。

その他の愁訴は自律神経失調症であり、
主に血液の必要な交感神経の信号が
必要なだけ届かないことにより発症します。

①血行不良 
②低体温 
③血行不良による交感神経障害。

この三点で殆どの不定愁訴は説明可能になります。
つまり血行障害を無くせば普通に仕事が出来ている方の
愁訴は無くせる、との視点で以降をお読みください。

尚、これに当てはまり難いのが副交感神経障害による愁訴で、
全体の1/3あります。

また、世に有る「施術」は段階として、
リラクゼーション(癒やし)・機能回復・治癒があります。

リラクゼーションは平たく言えば「気休め」、
機能回復は体が忘れているものを再学習すること、
治癒は風邪が治るようにその後考慮をしなくて良いことで、
新たに症状を得ない限り再発しないことです。

リラクゼーションや機能回復を治癒と勘違いしたまま
施術している技術者の何と多いことか。
自身の生理機能の範囲内で全て賄えるようになることを
治癒と定義付けてください。

posted by 若佐 政儀 | 2019/01/30 - 20:29 |