Weblog

2019-02-02

顎関節は閉じているときは関節になっていますが、
開けたときの下顎は複数の筋肉でぶら下がっています。
閉じているときは関節円板で安定していますが
開けているときは関節軸が頚椎の1番と2番が
関節面になる複雑な関節であり、
紙幅も限られますのでここでは説明を諦めます。
ペンチのような一軸の関節でない
ことだけは覚えておいてください。
でなければ歯が内向きの「サメ歯」は存在しません。

発症パターンは3種類あります。

①虫歯や折れることで歯が低くなると
口が開けにくくなり、
開けるときに痛みや音があります。

②開け切ったときに痛い場合は
歯が治療後高くなり過ぎています。

③口を開ける筋肉は下顎から鎖骨に付いており、
鎖骨位置が偏って引き下げられることで
顎が歪んで顎関節の筋肉が固くなって痛む
3パターンがあります。

ただ、腰が曲がっても腰が痛くなかった世代は
顎関節症が殆どありませんでしたので、
筋肉が無緊張なら顎関節症は起こり得ず、
現代の環境が生んだ症状です。

メニエール氏病もこれに関連しています。

posted by 若佐 政儀 | 2019/02/02 - 22:50 |