トップページ » 院長ブログ > 未分類 > 貧血改善法 栄養療法は意味がなかった

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2019-02-03

貧血と聞けば栄養療法が最初に思い浮かびますが、
実は鉄を含め金属系の栄養素であるミネラルは
エネルギーが高く安全に吸収のし難い栄養素です。

特にアミノ酸で包まれていない「無機鉄」は
殆ど吸収できません。
鉄鍋で調理した食材や野菜に含まれる
鉄分がこれにあたります。

鉄は酸と結び付きやすく
非常にエネルギーが高いので、
無機のまま体に入ると
簡単に錆びてしまいます。

錆びた鉄は肝臓に溜まるので
症状としては「ヘマクロトーシス」
になります。

要は肝臓が鉄の分子を包んで無毒化し
「アポトーシス」と言って肝細胞が
自殺して鉄を追い出します。

無機鉄でも吸収は出来ますが、
フェリンと言うアミノ酸に包む
ことができたものだけなので、
最初からフェリンに包まれた
「有機鉄」を食べるべきでしょう。

赤身の肉や魚とビタミンBCを
一緒に食べるのが一番効率的です。

とは言え、消化器系の神経の連絡性が
悪ければ折角食べても吸収が始まり難い
のが実情ですが、食材としては
豚レバーが鉄分とビタミンBが多く、
薄切りにして竜田揚げにしてレモンを掛けると
コストパフォーマンスは一番だと思います。….

レバ刺しが一番効率が良いのですが。(残念)

posted by 若佐 政儀 | 2019/02/03 - 19:21 |