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2011-06-21

表題の通り、血液は弱アルカリ性。血液が酸化して、足とかで細い血管が破れても大したことにはならないが、脳で切れたらエラいことになるのは大人なら誰でも解ること。なので、血液は常に弱アルカリを保つためにカルシュウム分解などの中和作用にエネルギーを使っている。

しかし、食べたものを消化するのは胃液だが、内容は塩酸と消化酵素と粘液である。つまり強酸性だから、これを腸からそのまま吸収したらあっという間に血液は酸性になるので、血中カルシュウム濃度をコントロールして弱アルカリをキープする。それは確実に体にとって負担になるので、食べ過ぎて胃がもたれたとか言うのは、胃袋の筋肉が疲れたのではなく、ペーハー(Ph)コントロールが負担となってしまった所作でもある。

さて、世の中の食品は加工食品だらけ。レトルト食品は言うに及ばず、お惣菜屋さんにあるもので食卓に並んだ時にPhが酸性に傾いていないものはない。因みにオリーブオイルはアルカリ性だが、調理してしばらくすると酸性に変わる。何を食べるべきなのか?

答えは生きた物で野菜と果物。それとなるべく新鮮な魚介類。また、大人の体は解毒能力も発達しており、午前中は寝ている間に体中を調査し、不要なモノを確定し、それを補うための栄養素を、甲状腺が出すサイトカインによって伝達しますが、午前中はそれによって不要になったものをどれだけ小便にして出せるかの勝負をしている。当然その搬出路は血管なので、窒素と二酸化炭素の塊でもある穀物は元々酸化したものに比べれば負担は少ないものの、胃による一時消化のためには大量の胃液の塩酸が必要で、それは中和作用の負荷を増やすこととなる。その午前中にわざわざ酸性の食品を摂るなど、邪魔にしかないから、特に朝はコーヒーなどを避けるべき、となる。

もうそろそろ朝は何にするべきかときっとお考えでしょう。答えは生野菜をミキサーで砕いて適当に味をつけて飲み込む。ヤスリを何かに押し付けて動かしていれば、やればやるほど削れて行くように、生野菜や果物を摂れば摂るほど腸内のバクテリアの植生が良くなり、無駄なガスを減らし、脂肪を削り落とすと考えれば、量そのものが胃腸の負担にならない程度に食べることで体重は適正化に向かうと単純に考えれば良いと思います。

「それでは食べる楽しみが….」となるのが人間の性。生鮮食品をプラスの時間と考え、穀物や酸化した嗜好品をマイナスと考えるならば朝昼をプラス、夜はなるべく献立を考え、プラスとマイナスが拮抗するように摂れば済むこと。体に悪いことをしたら何かで補うこと。人間の体は大まかには3週間で入れ替わる。そのトータルでプラスなら大したことにはならない。

『Go to H2-O.生きた水を飲む』に続く。

posted by わかさブログ管理者 | 2011/06/21 - 13:05 |