トップページ » 院長ブログ > 未分類 > 50年後の自身へ

Weblog

2019-02-18

体のことではありませんが「未来」のことについて書いてみます。

世界的に大ヒットした「進撃の巨人」の第一回目のアニメの
タイトルは「二千年後の君へ」でした。

物語はシーズンを追うごとに複雑を極め、
難しすぎると離れるファンもいるそうです。
月間雑誌の漫画なので進行が遅く、
高校生で見始めた人はもう社会人になっているでしょうか。
今では「オッサンしか観ていない」との評価。
残念ながら私もそのオッサン一人です。

二千年後は天皇陛下でも考えていない。
陛下は相談事を園遊会でもなければ
決して立ったまま聴かない。
千年のスパンで目の前の課題にお答えになられると某所で伺いました。

それはさておき、50年後のあなたは何歳でしょう。

私は107歳で生きている確率はかなり低く
あまり考える必要は無いかも知れません。
しかし、今年成人式だった娘は70歳。
仕事は多分、定年がいくら伸びたとしても、
引退間近か孫の子守に追われているのかも知れません。

そんな中、実家の倉庫の屋根が一部崩れ、
現在屋根を修理中です。
その他にも2階建ての農機具倉庫が
そばを流れる小川に向かって傾いています。

費用は300万ほどで解体可能ですが、
今の所使える物をわざわざ費用を掛けて壊すのも不合理。
ただ、20年後はもう全然判らない状態です。

もうすぐ還暦の身ではありますが、体力がある内に
自分で崩してしまえば費用も掛からない。
50年後、何処で生活しているか判らない娘に、
父の実家の後始末を押し付ける訳には行かない。
まだ、生まれてもない孫になど滅相もない。

残念なことに息子は自閉で責任能力が無い。
娘には両親と兄、義兄、私の弟の相続人になります。
負の遺産をなるべく無くしておく必要があるとは考えていますが、
親族に相談したら「50年後を心配する人など居ない」と一言。
「目の前に居ますけど? それに課題が無いとでも?」

さてここまでは物質的な財産ですが、
ご自身の体はどうでしょう?
せめて30年後の自身のために準備されるべきと
考えております。

posted by 若佐 政儀 | 2019/02/18 - 17:44 |