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2019-04-11

緊張すると肩に力が入って普段出来ることが出来なくなって、
まともに喋れなくなったり、考えられないミスをしたりします。
スポーツ選手なら普段と同じように筋肉が使える前提で動いて
肉離れなどの怪我をします。

慣れて来ると肩の力が抜け、普段どおりのことが出来る。
つまり端的に言えばストレスを受け止める容器が筋肉であると言えます。

血液循環の内、心臓の分担は主に動脈の21%程度で、
残りは筋肉の収縮によって送られる静脈血になりますので、
筋肉が固くなれば緊張しているのと同じ状態で、
血行が阻害されていますから、
愛情ホルモンであるオキシトシンや
子育てに伴う苦労を緩和するオピオイドも
十分には届かない状況が推察されます。

野生動物でも状況によっては自分の子供を噛み殺すことがありますが
それは生命の危機がかなり迫ったときに限られ、
日本国内の安全な状況の中でその様な事態になる事自体が稀ですから、
生物学的におかしな状況と言えます。

脊椎動物で野生動物の体が固かったら、
運動能力低下で捕食され、
まず生き残れませんから、
その様な状態の動物が子を設けることもありません。

つまり、DVやネグレクトは生物として異常な状態で起こっている、と考えるべきだと考えています。

ポリオ(小児麻痺)の患者さんは極端な内股でフクラハギが固く、
爪先立ちで一種異様な歩き方になりますが、
その直前の女子がかなり多くなっています。
内股は大腰筋の短縮を体重移動で腰を反らした結果ですから、
その状態で妊娠出産をすれば肉体的精神的な負荷が
大きくなることは寧ろ当然だと思えます。

男性も同様の傾向にあることは言うまでもありません。
中学高校を通じて内股気味の同級生は覚えている限り一人だけでしたが、
今は非常に増えています。

その同級生も非常に優秀な技能を持っていましたが、
拘りが強く、その行動から一種の発達障害だったのではないかと感じています。

ちなみに正常な矯正された外股はありますが、
正常な内股はありません。
これは遺伝ではなく後天的な原因によるものです。

posted by 若佐 政儀 | 2019/04/11 - 13:05 |