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2019-05-13

様々なアニメに中で主要な

女子未成年キャラクターが

歩いたり走ったりしているのを

観るといつの頃からか

内股で描かれる様になっている。

特に可愛いとかキレイだとかの

設定のキャラクターは特にそうだ。

意識して内股にしようとしても

短期記憶は47秒で解除なので

それが恒常的になることは基本ありえない。

様々所で何度も書いているのだが

矯正された正常な外股はあっても

正常な内股は無い

原因は、腰を丸める役割を持つ

大腰筋の持続的な緊張により、

体重で前後のバランスを取るために

腰を反らし続けることで、

もう一つの役割である

「つま先を内側に向ける(股関節の内旋)」

によって内股になる。

腰を反らせると骨盤が前に倒れるので「X脚傾向」で、

本来踵の外側から着地が内側になり、

親指を最後に蹴る筈の足指が

小さな残り四本で蹴るので

適応のため足底腱膜に負荷がかかり続け

「ハイアーチ」気味になるため足底腱膜炎にもなり易い。

大腰筋の緊張は横隔膜脚部によって横隔膜の緊張を生み、

息を吐き切れないので呼吸が浅くなる。

浅くなった呼吸を補うために

肋骨下制筋に余分な運動を強いて

肋軟骨の前方への変形を作る。

無知ゆえに感じる可愛らしさなどに

ほとんど意味は無い。

今年はラグビーW杯、来年は東京五輪があるが

そこに内股の選手など皆無なのだ。

女性は男性に比べ骨盤が広い分、

余計に内股になり易いのだが、

昨今は症状が進んで男性にも内股が増えている。

根本的な原因は大腰筋に筋走行が似ている腰方形筋の石灰化がある。
大腰筋・腰方形筋
*画像は借り物なので著作権がある場合お知らせください。早急に削除いたします。

筋肉の役割は全く異なるが筋膜によって繋がり、

姿勢によっては拮抗してしまうことによって

持続的に緊張してしまう。

腰方形筋は12肋骨から腰椎の横突起と骨盤に付着し、

大腰筋は横突起の下内側に付着する。

腰骨は固定されていないので、

外側が固定されれば内側も動かなくなり、

もしもお子様が内股気味で成長期が残ってるなら

すぐにでも緩消法に取り組んで欲しい。

諸悪の根源は腰方形筋が動かないことにある。

posted by 若佐 政儀 | 2019/05/13 - 09:19 |