血液は心臓が送っていると感じている人が殆ど。
が、実際は本人の握り拳程度しか無い心臓にそんな力は無い。
血管の総延長は約10万km。地球の二周半。
平均30秒で心臓→心臓までを循環させている。
どんなに遅くても90秒。
それを握力でポンピングしているのを想像して欲しい。
何分保つだろうか?
なので血流の動力源は体の半分を占める筋肉が賄っている。
その筋肉が粘液化・癒着・石灰化によって血行が滞れば
壊死して腐らないまでも筋肉は動かなくなる。
それが血行不全を作り、酸素や栄養が足らない部分を作らない為に
血圧を上げ、それでも足りないならヒスタミンなどで血管を拡げ、
僅かな痛みを作る。
毛細血管の多くは7μ、赤血球の太さは5〜20μで多くは7μ。
つまり周囲の筋肉が固くなったらその殆どは血行不良になる。
そうなると行き場を求めて「新生血管」を作るが
この血管は赤血球を通すに太さが足りず、
血漿を通す程度で終わり、多種多様な症状を作り出す。
血行不良こそが殆どの病の原因なのだ。
しかしどの症例報告を読んでもその大元である筋肉の対処は皆無。
つまり予防したければ自分で治すしかないのだ。