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2013-10-28

健康のため水をこまめになるべく飲みましょう、とよく聞かれることと存じます。これから空気が乾燥し始めますのでなおさら必要になります。余り汗をかかなくなった今の季節、もしも常用薬やビタミン剤を摂っていないに、小便の色が濃いようでしたら水不足です。水を多く摂取することが健康に繋がるとの理論はDr.バットマンゲルディが戦時中、強制収容所にて発見したものです。

強制収容所には薬もなければ医療施設もない、冷えた体を温める設備も栄養不足を補う食料も無い。それでも医師であるバットマンゲルディ氏に収容者は頼ってきます。そこでドクターは「在るもので治療することを思いつきます。それが水です。つまり水を飲ませれば八割の症状が改善できることを発見した結果、治療法として確立できました。現在の承認薬でそこまでの高率はそれほど多くありません。

さて、人間は体は酸化化合で動いておりますので、酸化物を中和する必要があります。人間の血液は弱アルカリ性ですから、現代の食事は熱処理されたものが殆どであるために酸化傾向に陥りやすく、その中和のために体には負担が掛かっています。酸化した状態は焼却炉に次の燃料が送り込めない状態です。そのため、体はアルカリ性のもの(カルシュウム)で中和するか、水で洗い流しています。

原始時代はどうだったでしょう。水は野菜や果物などの食べ物でほとんどを摂るので、喉が乾くということがありません。現代人の喉が乾くのは、酸化物を洗い流すために体液が使用され足らなくなるからです。また、それほど肥満傾向になるような食生活をしていないのに不要な脂肪分が溜まるのは体の中の中和しきれない酸化物や毒物、毒性代謝物を脂肪分に封印して、血管中に余裕ができたら処理すべく溜め込んでいる可能性があります。いつまで経っても血管中に余裕ができないのでドンドン溜め込んでしまってはいないでしょうか?その解消のためには水をより多く飲むことです。

また、熱処理によって酸化した食料品を中和するのはアルカリ性の食品です。食品に付いた雑菌が問題にならないのであれば、生野菜や果物をより多く摂りましょう。三大栄養素の他に人間の必要な栄養分は酵素・補酵素・ミネラル(金属系栄養素)です。補酵素(ビタミン)とミネラルはサプリメントによって補えますが、酵素を壊さないで摂るためには生野菜・果物・生魚・生肉(最近難しいですが)を摂ることでしか正しく補えません。酵素サプリメントはありますが、生きた水として摂るほうがより効果的です。

「原始人」に近い食べ方が健康に近い、そう覚えて頂ければ幸いです。

若佐政儀 拝

posted by わかさブログ管理者 | 2013/10/28 - 14:27 |