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2014-07-25

本日、身長173cm/110kgの臀部の痺れを訴える男性が来院。

治療自体は難しくはなく、治療後は症状は消失したのだが、内臓脂肪を溜め込み過ぎで腰椎5番の前方変位と体幹下部の前方変位より頭部を前方に置くことで重心を支持しており、首筋が非常に緊張しており、良い状態を維持することが難しい状態であることを説明。

適正体重は85kg程度と推測。脂肪は血糖値の乱高下によってできる中性脂肪であり、そのときに分泌されるアドレナリンの無毒化のために使われており、輩出出来ないために脂肪細胞に収まっている可能性もある。毒性物や血液の酸化傾向の適正化には、体重の1/10kgの水を一日に飲むことでより早く痩せられるので、浸透圧低下による「水中毒」の危険を回避するためには一回辺り100ccを超えないことが条件となるので、100ccを測って飲んでみてどの程度の量かを把握。キチンとやれば秋分の日までには三桁になるだろうと。

ただし、この場合18時間起きているとして1時間に611cc飲む必要があり、10分に一回100cc飲むことになる。正直出来ると思えないので、出来る範囲で少しずつ増やして貰うように伝える。特に寝る前と朝起きてすぐの水分補給は血管のトラフィック確保には重要でもある。単純計算なら100日間で1tの水を飲むことで10kg減ると考えるなら十分可能とは思う。職場にウォーターサーバーを置けばそれも楽に出来るかも。

また、男性は腹式胸式呼吸の割合が6:4で女性はその逆。内臓脂肪が多過ぎる分、其の比率は5:5を超えているのかも知れない。睡眠時は酸素摂取量を増やすために寝息が大きくなるのだが、その効果も限定的になる。栄養は蛋白質・炭水化物・脂肪・酵素・補酵素(ビタミン)・ミネラル(金属)・酸素であり、どれが足りなくても電化製品なら部品の足りない不良品であり、体の細胞分子なら壊れやすい組織となる。蛋白同化に必ず必要な酸素が足らない状況は誰にとっても良いものではない。酸素は三分以上我慢できる人は極稀である。

体重が多ければ関節軟骨や筋肉は代謝回転が早くなりその分消耗する。余談だが、重い体重でしかも全力でぶつかり合う相撲取りが早く老けるのは体の損耗率が高いからだ。筋力に見合った体重は怪我や老化の抑止になる。

また、酵素は現代の日本人にとって足らない栄養分の代表格である。酵素は生きた水にしか無いので、野菜・果物・刺し身・生肉を食べるしかない。刺し身は兎も角、生肉は非現実的だろうし、刺し身も毎日だと飽きるだろう。朝は血液が老廃物や疲労物質などの酸化物で一杯なのでなるべく中性かアルカリ性のものを食べる必要がある。その点、コーヒーにトーストは実は朝食としては「最低」の組み合わせである。最近流行りの「スムージー」はこの対策として生まれた。それに繊維をたっぷり含むので「快便」にもなる。

それプラス「ターゲット・パルス・トレーニング」の実施。脂肪燃焼酵素は10日間程度の運動の結果スイッチが入り、疲労物質が体にある限り機能し続ける。残存期間は48時間。なので2日に一回脈拍数114の運動を5分かけて到達し、30分維持、5分のクールダウンを歩いてもスクワットでも何でも良いので自分で出来る方法で続けることを進言。

さて、頭に入れて頂けたのだろうか???

posted by 若佐 政儀 | 2014/07/25 - 00:23 |