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2013-12-14

某所での質問に答えたので転載します。

お母様(89)の症状が何によって発生したのか確認したいところですが個人情報なので敢えてお尋ねしないで、一般的な概論論と機能面から見た考察を書かせて頂きます。

間質細胞は細胞の支持組織で造血にも関わる細胞で、間質性肺炎は通常排出不能な物を吸ってしまい組織が無毒化の為に取り込みます。肝臓のアポトーシスがその顕著な例です。また、体の中に弾丸などの破片があるならばコラーゲンがそれを包んで繭のように包み、影響を限定化します。しかし、異物には変わりないので周辺を圧迫し、血行障害が起こり、それを補う為に新生血管が出来て組織が膨らんで行く。その結果として肺胞の酸素吸収の邪魔をするので呼吸障害が起こります。尚、新生血管組織に「ガス交換機能」があるのか確認できておりません。

さて、ここまでは病理的なお話ですが、ここからが自律神経系の代償動作。最初から間質性肺炎の症状を強く発症されていた訳では無いと思われますが、幸いな事に昨年、キラウエア火山の火山灰を吸ったために同症状を患った男性の診察がございました。まだ60代の方で、体格も立派な方なので同様に考えるのは少し苦しいかも知れませんが、この方の症状から考察してみます。

結論から書きますと「代償動作による肺活量の減少」が主な原因であり、根本的な解決は出来なくとも余生を健康に過ごすためには、肺活量を機能的に増大すれば血中酸素濃度が上がり、肺による結合型酸素の量が増え、それで足りなければ溶解型酸素の量を増やせば、少し動いた程度でいきなり動けなくなるようなことはありませんので対策が尽きている訳ではありませんのでご安心を。

体躯に比較して胸郭がかなり大きく、動きも少ない。胸式呼吸のために動く肋骨はみぞおちより上の八番までは上下に動き、10番までは斜め上に開き、11-12番は横に開きます。

余談ですが理解に役立つと思われますので書きますと、「鳩胸出っ尻は嫁に貰うな」と言われております。これは出産する前提の女性は胸式呼吸が6割、男性は4割であるために非常に呼吸が浅く、酸素摂取量が少なく、蛋白同化に必要な酸素が足らず、軽い動きは有酸素運動で行うため普段から元気がないことになりがちです。出っ尻は腰と骨盤の間の関節が屈曲し過ぎて姿勢が悪く、代償動作で頭がウエイトシフトのために前方にズレるので常に首の筋肉に負担が掛かり、腰痛や肩凝りを頻発するのでいつも機嫌が悪い嫁になる可能性が高いからです。また、この姿勢は漏斗胸を生み、肋軟骨の変形を作るので、更に肺活量が失われます。

さて、肋骨の動きは肋軟骨の柔軟性と肋骨挙筋の可動性に掛かっております。60歳も過ぎますと肋軟骨が部分的に石灰化し始め、下手に動かそうとすると肋軟骨を傷める場合もあります。石灰化は誰にでも起こり、一旦起こると解消は難しいものの、胃薬の一種が50%の確率で排出に役立つとのこと。ただし胃酸抑制剤なので消化不良を起こす可能性がありますので、服用中は消化剤の併用が必要です。

肋軟骨の可動性を出す方法は色々とありますが、適応できるかは骨密度と石灰化の進行状況によります。運動できない以上、骨密度の低下は進んでいます。最近は薬で強化する方法もありますが、運動を伴わないのでは骨の柔軟性が失われ、逆に硬質化で折れやすくもあります。

また、もしも姿勢悪化でウエイトシフトによって肋骨の可動性が失われているのであれば、少しでも姿勢が良化すれば線形で肺活量は回復します。それで反応の出ない閾値に達するかは症状を確認して見ないと判断はできません。

酸素が心臓まで十分に回っていない可能性もありますので、運動不足による毛細血管の廃用性退行が考えられますので、脈拍数を確認しながらの運動は必要と思われます。脚を自力ではなく他人に動かして貰うだけでも血行は改善しますので、擦る・曲げ伸ばしをするだけでも役に立ちます。血漿循環を改善するとより肺に血液が送られるので息苦しさが低下すると思われます。

以上は溶解型酸素を機能的に増やす方法ですが、酸素マスクを常用すれば結合型酸素(赤血球と酸素の結合)は増やせます。ですが循環している血漿量が少なければ酸素総量が足りていない可能性もあり、血漿量(総赤血球量)が増えない前提なら今度は溶解型酸素を増やす必要があります。

溶解型酸素とは酸素の分子が直接体内に入ることで、肺や皮膚、粘膜からも入って来ます。酸素の総量の2%程度ですが、これが血行障害を起こしている部分が新陳代謝をする上で非常に重要になります。よく「天気が悪くなる前は古傷が痛む」との話を聴かれたことがあるでしょう。これは「ヘンリーの法則」通りに溶解型酸素が低気圧によって減少し、酸欠による痛みが出ている症状です。なので、「ハンカチ王子」君によって一気に有名になった酸素カプセルに入ると30分程度で解消し、40分で飽和します。

カプセルは300万弱と高額ですが、自分で作ることも簡単です。棺桶サイズの密閉された空間を作り、医療用コンプレッサーとインフレーター(内圧調整)で50万位で作れます。大体1.3気圧で十分効果が出ますので、密閉型アルミサッシでも十分耐えられます。気密性が低ければコンプレッサーの能力を上げれば済むこと。

私は腕を粉砕骨折をした時に早期回復のために購入し、ハンカチ王子君のブームの際に処分しました。少々長くなりましたので一旦中断します。ただし、高圧治療は鼓膜の内圧を調整する耳下腺が詰まり易い方だと使用は出来ません。上げることは出来ますが下げると内耳の圧力が自力で下げられず耳鼻科で耳下腺の空気を鼻から抜いて貰わなくてはなりません。間質性肺炎は難病ですが、現在の状態次第ではあります無症状にすることは可能だとは考えております。

人の健康はX:機能・構造、Y:化学(栄養・毒物の摂取・排出)Z:精神(環境)の乗数で実体化します。ドクターはミクロの基質変化には着目しますがマクロの「動体としての人」には余り興味がありません。スポーツ医学に関わっておられる方はそうでもないのでしょうが、そんなドクターは病人の動体にあまり興味が無い。私はその狭間で生きてはおりますが、狭間だけに碌な人材が居ないもの事実。一般的には「病気でない=健康」だと考えているのでしょうが、私は健康だと言う人が40代で50mで7秒切れないのは何処かおかしいと思ってます。自然界に放置されたらまず死にますから。

posted by わかさブログ管理者 | 2013/12/14 - 11:32 |
2013-12-05

実際の所、患者さんの要求は「この痛みを何とかして欲しい」が殆ど。その事自体はそれ程難しいことではないが原因が究明されなければ状態の維持はおぼつかない。

本日も20年使ったブリッジが脱落し、入れ歯に変えたら痛みや痺れが止まらなくて、夜寝られないと訴えてお越しの方がいた。どう考えても咬合が低くなっている症状。全体を見て関節障害や拘縮はない。治療はあっさり終わって痛みも無くなったが、奇しくも今日は咬合調整の専門歯科医の受診日。時間が押している中確認して頂いた所、やはり明らかに低いとの診断。形態的に問題もあるので、その辺りも改善して貰おう。

よくあることだが、
虫歯 溶けて歯が低くなる
補綴 溶けて低くなった歯に慣れているので回復した高さは高く感じる
問題 歯科医にとって高いリスクと低いリスクでは高いままの方がリスクが大きい。
結果 低くなることで汚れが溜まりやすくまた虫歯の原因(最初に戻る)

交感神経性の緊張と副交感神経製の緊張が混在する症状になる。

訴訟社会のアメリカでは咬合調整は訴訟トラブルが多過ぎて遂に「咬合調整は無効」と米国歯科医師会は宣言したそうな。相互信頼社会を壊し続けたならず者弁護士の罪は大きい。

posted by わかさブログ管理者 | 2013/12/05 - 23:21 |
2013-11-27

先月消費増税が決まってしまいましたね。増税しないで二年もすればデフレ脱却も不況も解消するのに、デフレで有利な人達に国民と政府はやられました。

外交政策は支持していますが安倍さん、一部の人の都合の「いい人」になっちゃいましたね。楽天さんとか典型です。増収額は6兆円。自民党議員さん達は5+1兆円の財政出動に「総裁の判断を支持します(キリッ!)」差配分が増えたことで窓口になれるから、次の選挙に有利に働くのがその理由としか思えません。

ここで問題です。題名は何のことでしょう?

経済学部をご卒業の方はご存知のことと思いますが、マンデル=フレミング・モデル(IS曲線)です。詳しく知りたい方は初歩的な解説がこちらでありましたので御覧下さい。http://www.youtube.com/watch?v=RTAhhV3kjj0

国の借金が〜!と仰る方はこのMFモデルが日本に適合しないことを証明して下さい。出来たなら来年のノーベル経済学賞はその人のものです。と言うことは木下財務事務次官と麻生財務大臣はその証明ができるから増税を推進したんでしょうかね?麻生大臣ご本人にお尋ねしてみます。

posted by わかさブログ管理者 | 2013/11/27 - 16:24 |
2013-11-25

原始人食と聞いて何を思い浮かべられますか?まさかギャートルズ?(年代が)

 それはさておき、原始時代には無いものを我々は食しています。それは穀物。脱穀熱処理をしなれば人間が食べるのは本来属することが難しいものです。

 保存性の高い穀物(米・麦・豆)によって人口は爆発的に伸びました。ですが生物の進化は最低5万年単位。人の生理は穀物の過剰摂取に対応していません。

原始人食のルールは2つだけ。
①赤身肉(脂肪を除去した牛や豚の肉)、鶏肉、魚介類、野菜、
 日本の発酵食を食事の中心とする。
②上記の食事内容を八割方守る。

『原始人食ダイエット』著者 崎谷博征はマキノ出版から880円で販売されています。様々な病気の治癒が食事を変えることで実現されています。

http://www.amazon.co.jp/%E8%82%89%E3%83%BB%E9%AD%9A%E3%81%8C%E9%A3%9F%E3%81%B9%E6%94%BE%E9%A1%8C%E3%81%AE-%E5%8E%9F%E5%A7%8B%E4%BA%BA%E9%A3%9F%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%8E%E5%87%BA%E7%89%88%E3%83%A0%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%B4%8E%E8%B0%B7%E5%8D%9A%E5%BE%81/dp/483766282X

ご興味のある方は一度調べ下さい。同業者から随分叩かれているのは書かれていることが真実だからでしょうね。

posted by わかさブログ管理者 | 2013/11/25 - 14:37 |
2013-10-28

健康のため水をこまめになるべく飲みましょう、とよく聞かれることと存じます。これから空気が乾燥し始めますのでなおさら必要になります。余り汗をかかなくなった今の季節、もしも常用薬やビタミン剤を摂っていないに、小便の色が濃いようでしたら水不足です。水を多く摂取することが健康に繋がるとの理論はDr.バットマンゲルディが戦時中、強制収容所にて発見したものです。

強制収容所には薬もなければ医療施設もない、冷えた体を温める設備も栄養不足を補う食料も無い。それでも医師であるバットマンゲルディ氏に収容者は頼ってきます。そこでドクターは「在るもので治療することを思いつきます。それが水です。つまり水を飲ませれば八割の症状が改善できることを発見した結果、治療法として確立できました。現在の承認薬でそこまでの高率はそれほど多くありません。

さて、人間は体は酸化化合で動いておりますので、酸化物を中和する必要があります。人間の血液は弱アルカリ性ですから、現代の食事は熱処理されたものが殆どであるために酸化傾向に陥りやすく、その中和のために体には負担が掛かっています。酸化した状態は焼却炉に次の燃料が送り込めない状態です。そのため、体はアルカリ性のもの(カルシュウム)で中和するか、水で洗い流しています。

原始時代はどうだったでしょう。水は野菜や果物などの食べ物でほとんどを摂るので、喉が乾くということがありません。現代人の喉が乾くのは、酸化物を洗い流すために体液が使用され足らなくなるからです。また、それほど肥満傾向になるような食生活をしていないのに不要な脂肪分が溜まるのは体の中の中和しきれない酸化物や毒物、毒性代謝物を脂肪分に封印して、血管中に余裕ができたら処理すべく溜め込んでいる可能性があります。いつまで経っても血管中に余裕ができないのでドンドン溜め込んでしまってはいないでしょうか?その解消のためには水をより多く飲むことです。

また、熱処理によって酸化した食料品を中和するのはアルカリ性の食品です。食品に付いた雑菌が問題にならないのであれば、生野菜や果物をより多く摂りましょう。三大栄養素の他に人間の必要な栄養分は酵素・補酵素・ミネラル(金属系栄養素)です。補酵素(ビタミン)とミネラルはサプリメントによって補えますが、酵素を壊さないで摂るためには生野菜・果物・生魚・生肉(最近難しいですが)を摂ることでしか正しく補えません。酵素サプリメントはありますが、生きた水として摂るほうがより効果的です。

「原始人」に近い食べ方が健康に近い、そう覚えて頂ければ幸いです。

若佐政儀 拝

posted by わかさブログ管理者 | 2013/10/28 - 14:27 |
2013-10-21

瞬発力と持久力の両立が可能な最大瞬発力トレーニングの理論に触れなかなか減量できない人達の一つの答えになりそうだと直感しました。やり方は様々ありますが、安全に行えるなら脚の筋肉トレーニングを行うのが最も効率的で、実際の所5名の方がトライし、4名の方に顕著な結果が出ています。

勿論、摂取カロリーが総カロリー量よりも多く、人工甘味料などの影響によりインスリンの過剰分泌問題など原因はあるにせよ、日々の代謝活動レベルが低ければ中性脂肪が増加し、筋量が低下し、悪循環に陥ります。

ところが、覚えのある方もいらっしゃると思いますが、ハードなトレーニングを始めると食べたいと思うものが変わり、量が減って行きます。これは体が欲求するものが変わってしまった結果です。運動を普段していない方に変化が現れるのに週二回で三週間ほどでしょうか。それまでには筋力も上がっております。

簡単に上がる理由の一つは神経の促通性が改善され、筋量が変わらなくても発揮できる筋力は上がります。もう一つは可動域を全部使いますので、動的ストレッチによって筋肉の伸びしろが増えて筋力を発揮できる範囲が広がります。また、筋肉は動くことによって少し発電し、それを脊髄に送っていますので環境の変化に応じて益々筋力に掛かっていたリミッターが解除され筋力を発揮しやすく成って行きます。

楽に動けるようになると今度は糖質を使って動いていた筋肉が極軽い動きで使う脂質で動くようになり、糖質摂取の要求が減り、筋肉の材料であるタンパク質が欲しくなります。ここまで行けば後は何処までやるべきか?のご本人に要求次第です。

当院では非常に強い筋力トレーニングが安全に行えるマシンとして「コア・フレックス」があります。

http://www.wakasa-seitai.com/core_flex/index.html

最大瞬発力トレーニングの中でも最も刺激の強い「レストポーズ法」が正確で安全に実施できるマシンとして製作しております。勿論トラブルの残った体では出来ませんが、短時間トレーニングで一気に減量を目指す方には非常に有効です。是非一度お試し下さい。

posted by わかさブログ管理者 | 2013/10/21 - 18:02 |
2013-09-30

先日 9月25日に 財務省のHomePageから、お問合せをさせて頂いた際の回答が
本日 届きました。ご参考までに、
平成24年4月4日 参議院予算委員会にて 西田昌司議員の質問に対して
当時 古谷一之財務省主税局長は
「国民の所得が何らかの原因により減少した場合、
課税ベースが所得と連動する税の税収につきましては、
税率等、制度が変わらなければ税収が減少するということになると考えております。」
と回答されておりましたが、
この見解につきましては、現在も 財務省としては 同じお考えなのでしょうか?
ご教示頂けましたら幸いです。

平成 25/09/30 (月) 午後 8:42
210行政相談 answer@mof.go.jp
財務省ホームページ宛にいただいたご意見等について(9-441)
財務省ホームページへのアクセスありがとうございます。
9月25日にお寄せいただいたご意見等についてお答えします。

平成24年4月4日参議院予算委員会における古谷財務省主税局長の当該発言については、現在においても同様に考えております。

今後とも、財務行政につきまして、ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。
※このメールは発信専用です。このメールにご返信いただいても回答することができません。お手数ですが、当省へのご意見等は再度「ご意見箱」(https://www2.mof.go.jp/enquete/ja/index.php)よりお願いいたします。
財務省大臣官房文書課行政相談官 宮井 英夫
財務省ホームページ http://www.mof.go.jp/
財務省メールマガジン配信サービス http://www.mof.go.jp/e-service/index.htm

posted by わかさブログ管理者 | 2013/09/30 - 22:02 |
2013-07-16

ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング(最大瞬発力トレーニング)について昨日fbで書いたら、今日はその問い合わせが相次ぎました。

10分と言ってもアップとクールダウンが前後に入るので、トレーニング自体は三分もやりませんが、殆ど運動らしきものを30年位やっていなかった人でも出来ましたし、結構達成感もあって、運動をしたのに後は体を軽く感じるそうです。

トレーニングの概念自体は、最大筋力を出すことと、ごく短時間の休憩を挟んで筋力を出し切ることにあります。バナー広告で「15秒のトレーニングで二ヶ月10kg減量」みたいなコピーを見た方もいらっしゃるでしょう。これは三種類ある筋肉のエネルギーの内、最大筋力を出すクレアチン燐酸をターゲットにした内容です。

実例を上げれば、スクワットマシンを10秒間全力で踏ん張って油圧のマシンを全身で持ち上げ、10秒休んだ後に5秒間で元の位置まで潰される様に動くマシンがあれば出来上ます。ただし、ウォームアップとクールダウンは必須なのでやはり10分位は必要でしょう。

細かな内容はお越しいただいたときにしますが、筋量は増えなくて筋力がアップし、脂肪が燃焼しやすい条件を生物学的につけるものです。

逆説的にイメージして頂きますと、脂肪が付く方は飢餓期に備えるべく、体が重くても筋力を制限していても「捕食動物に食われる心配がない」条件を普段の生活で整えているからです。つまり、体が重ければ捕食動物に食われてしまう、と体が感じることが出来れば太り様が無くなる。それだけのことです。

posted by わかさブログ管理者 | 2013/07/16 - 23:29 |
2013-01-15

地球に生命が誕生した頃、生物は水素をエネルギーとして活動をしていました。
しかし、水素はエネルギー密度が低く、生物の活動はほんの僅かなもの。

ところが本来「毒物」である酸素をエネルギーとして使用することで
飛躍的な運動能力を得たことが生物の化石を調べることで分かっています。

何せ空気中の酸化物が雨になって埃とともに車に落ち、
それを長期間続けると車やコンクリートが溶ける。
そんな劇物を「酸素呼吸をする」生物は体に取り込んでいるのです。

健康食品を見ると「抗酸化作用」を謳ったものが数多くあります。

酸素は悪者なのでしょうか?

しかし、酸素が悪者だとして息を五分止められますか?
私はスキンダイビング中、買ったばかりのダイバーウォッチを落とし、
必死に潜って五分経ったら失神寸前でブラックアウトしながら浮上しました。
(日本海の腐乱死体になるところだった)

斯様に酸素は人間にとって無くてはならないもの。
でも「栄養素」と言われるとギモン?ですか?

人の体は水と蛋白質でできています。
脂肪は補助タンク兼緩衝材として使われ、
カルシュウムは骨の繊維を作っていますが、
環境に適応するために増やした補強材みたいなもの。

体の水分は、飲水は体を構成する1/5程度で、
蛋白質が出来上がるときにアミノ酸の中の水素と
呼吸で取り込んだ酸素で出来ますから、
水を飲んでも肌のハリはでません。

だから酸素をシッカリと体に取り込めることが大事です。

ではシッカリと深呼吸しましょう、では十分ではありません。
一度1.3気圧の酸素カプセルの中で深呼吸を繰り返したら
五回で失神しそうになりました。
即席の過呼吸症候群になったんですね。

院内に一人しか居ないときだったんで物凄く焦りました。

体は酸素を取り込む際、酸化によって害が出ない範囲で
取り込もうとするので一定以上体に入ると
心肺系が機能停止になるんですね。

ではどうするべきか?

深呼吸とは吸った息を全部吐き切ることが大事です。

空手に「逃れの裏」と言う呼吸法があります。
過度に動き過ぎたり、腹を叩かれて呼吸が浅くなり
息が続かなくなった時にします。

両手の手のひらを上に向け、
軽く息を吸ってから
肘を思いっ切り引きなから息を吐き切る

吐き切った所で小指側の手刀を肋骨に押し付け、
肋骨を押し込みながら更に息を搾り出す。

これにより下がって固まった横隔膜が押し上げられ、
痙攣し縮んでいる横隔膜が引き伸ばされ呼吸が回復する。

私たちは知らず知らずの内に呼吸が浅くなっています。

でも自力では回復できなくなっていたら
肋軟骨まで変形している場合もあります。

そんなときは肋骨の矯正治療が必要でしょう。
付録としてウエストのサイズダウンがついてきます。

詳しいことはご連絡くだ遭い。

posted by わかさブログ管理者 | 2013/01/15 - 09:52 |
2013-01-15

1.空き缶にナットやボルトを入れてガシャガシャ振り回しているような大音響に(心臓や呼吸音、母親の声)に包まれて胎生期を過ごす。世の中の温度は36.5℃。

2.最低5℃以上いきなり気温が下がり乾燥した世界に。ここで、普通分娩なら思いっきり潰されながら世の中に出る。帝王切開ならマトリックスの主人公が目覚めた瞬間の息苦しさに死にそうな思いをする。

3.三ヶ月で首が据わるも、大音響が無くなり異様に静かな世界に。時々聴こえる優しげな「音」やプールの底から水面の上に見えるような映像と身体の輪郭も分からないので重力方向の変化が唯一の楽しみ。呼びかけに反応する「もの」ならなんでも良い。

4.世の中は多様であることに気付き、五感をフルに使って日々「探求」がお仕事。筋力が上がるにつれ「仕事」の高率が上がり、益々「仕事」が増える。

5.高さ20cm位の世界から二倍以上の50cmの世界へ。(掴まり立ち)

6.前歯部の上下4本の生え接触。体幹部と脚部のミッシングリンクが繋がり、立位がしっかりするので動きが急に早くなる。前歯が上下接触し始めたら拡がった行動半径に危険物がないか注意。上顎骨が頻繁に動くので前頭骨もそれに連れて動くため、前頭前野の血行が促進され、急に知恵が付き始める。

7.三歳までに「要求」の仕方を覚える。親や周辺は「要求への答え方」に注意。泣いてせがんだら要求に答えていては「泣き喚くこと」が自身を社会に適応させる「仕事」になってしまう。三つ子の魂百までとはこのため。

8.五歳で股関節の関節臼(恥骨・坐骨・腸骨縫合が癒合)が完成。体全体をくねらせながら歩く幼児姿から、小さいながらも大人の動きに近づく。また、脳を動かすためのエネルギー源として脂質が脳内にありますが、五歳までで使い切ります。それ以前だと小さな子供が冷たい水に落ちて心停止していても数時間後に蘇生することがあるのはその為です。五歳までは脳を成長させるためには非常に大事な期間であることがこれでも伺えます。

9.六歳で臼歯は生えると歯根膜神経の信号も強くなり交感神経の興奮度も強くなるので、急に筋力が上がり始める。神経伝達量も飛躍的に増えるので、顕在意識と潜在意識の明確な線引が出来始める。逆にここまでは半分寝ているのと同じなので、酔っぱらいに話しかけているのと一緒と考えるべき。よく「・・・しちゃダメ」と叱る親を見るが、これでは実は何も伝わっておらず、すべきことを指示しなければ伝わらない。
「こんな所で寝ちゃダメでしょ」ではそのまま寝てしまうのと一緒です。臼歯がしっかり噛めるようになると咬筋筋膜のストレスで頭蓋は良く動くので縫合の結合が強まります。

10.七歳で乳歯が生え揃い成長の基礎段階が終わります。ここまでによく噛んで食べる習慣があるかないかで神経伝達量に大きな差がでます。運動神経や思考能力、分泌系もです。運動神経がここから大きく成長することは余りありません。基礎運動能力は六歳以前で出来上がっており、僅かしか成長の余地はありません。

11.抽象概念の理解力に差が出始めるのが10歳。生え替わりの際には身体のバランスを崩し易く、そこで怪我をしたり、生え方に問題があると頭蓋が歪んで血行不良や過剰血行が脳内に出来、知能の発育不全や将来の脳動脈瘤の元(無論奇形もあり)が出来るのではないかと考えています。

12.人生脚本を描き上げるのが12歳。永久歯にほぼ生え替わり、顎の下顎角が直角に近付きます。

13.どう生きて行くのか決めるのが15歳。

14.自身に対するモチベーションが固まるのが17歳。

15.仙椎が癒合し仙骨になるのが18歳。ここから筋力が飛躍的に上がり始め、大人の体力になり、また成長ホルモンの分泌量が減少し、老化が始まります。

16.歯の成長が完全に止まるのが22歳。

posted by わかさブログ管理者 | 2013/01/15 - 09:50 |